今日は日本人の苦手な英語表現シリーズです。
英語で表現しにくい/説明しにくい日本特有のものを外国人に英語を説明する方法をパターン化して紹介します。
福岡出身の著者は、福岡の食べ物や山笠のようなお祭りなどの日本特有のものを外国人に英語で説明することがありましたが、結構難しく苦労していました。
皆さんも、外国の方に日本の文化など、日本独自のものを説明する機会が増えているかと思います。しかし、日本独自のものを、全くそのものを知らない外国の方に説明するのは難しいです。伝えたい気持ちはあるのに、もどかしい思いをされた方もいるかと思います。
この記事では、相手がそのものを知らないときに使える英語の説明のパターンを3ステップで紹介しますので、色々な言葉に応用できます。ぜひパターンを覚えて、もう一段階上の英語力を身につけましょう。
この記事は海外在住歴10年以上の著者がネイティブ英語講師と一緒に作成しています。
英語で何かものについて説明する方法
まず、取っ付き易い食べ物の例を使って、説明のコツを紹介したいと思います。
「お好み焼き」は英語でどう説明する?
まずは外国人の方も大好きな『お好み焼き』はなんと説明しますか?
① 大枠:まずはお好み焼きが何かという大きな枠組みを説明します。
これは基本ですが、何を説明するときも、まずは初めにそれが何なのか、
食べ物なのか、道具なのか、という大きな枠組みを伝えましょう。
→Okonomiyaki is a kind of Japanese food.
(お好み焼きは日本の食べ物です。)
お好み焼きが食べ物ということを伝える前に、頭に浮かんだからといって、
「鰹節をかけます」とか「広島が有名です」というような
補足的な情報を伝えても、相手は困惑するだけです。
まずは頭の中の情報を整理して、お好み焼きが食べ物であることを伝えましょう。
② 特徴:大枠を伝えたら、特徴の説明です。
→It’s made from a flour batter(小麦粉生地) and other ingredients such as cabbage, bean sprout and pork.
(小麦粉の生地でできていて、キャベツやもやし、豚肉が入っています。)
大枠を伝えたら、特徴を伝えましょう。
👉食べ物だったら、何でできているかを伝えると、相手がイメージしやすいと思います。
(説明するものが道具だったら用途を説明するといいでしょう。)
👉海外にも類似のものがある場合はそれを使って説明すると、スムーズに理解してもらえます。
→It’s like a savory pancake. 甘くないパンケーキのようなものです。
③ 補足:最後に補足的な説明を付け加えましょう。
→It’s topped off with sweet sauce, mayonnaise and other seasoning such as bonito flakes.
(甘味のあるソースやマヨネーズ、鰹節などのトッピングをかけて食べます。)
→ It’s famous in Hiroshima and Osaka, but their styles are different.
(広島と大阪が有名ですが、スタイルは違います。)
最後に上記にあげた「鰹節をかける」や「広島が有名」のような補足的な情報を伝えましょう。
では次のページでは『豚骨ラーメン』の説明に挑戦しましょう!