【バイリンガル子育て】- 12 – 教科書がない?!オーストラリアの学校事情

こんにちは。
皆さんは日本以外の学校についてどんなイメージを持たれていますか?
今日はオーストラリアの学校の制度や、学校の様子について、私の子どもが通っている小学校の話を中心にご紹介したいと思います。

オーストラリアは2月が新学期で4学期制

オーストラリアの新学期は1ヶ月半におよぶ長ーいクリスマスホリデー(夏休み)後の2月に始まります。
4学期制で1学期は10週間。10週間ごとに2週間のホリデーがあり、最後の4学期の後には1ヶ月半の夏休みがあります。
因みにですが、オーストラリアは祝日は少ないのですが、子どものホリデーは多く、それに合わせて大人もしっかり有給休暇を取って、ホリデー中に多くの人が旅行に出るので、ホリデー中は飛行機運賃やホテル代が跳ね上がっています。しかもオーストラリア人はホリデーにかける情熱が強いので、良いホテルやお得なディールは半年以上前になくなってしまいます。移民が多く、ホリデー中に自分の国に一時帰国する人も多いです。
中には強者もいて、スクールホリデー中だと旅行料金が高くつくということで、あえて学期中に子どもの学校を何日間も(何週間も)休ませて旅行に出る人もいます。
日本に比べて、子どもの学校を休ませることに対する抵抗が少ない人が多い気がします。(先日もホリデー期間外で旅行に行かないでくださいとの注意喚起が学校のニュースレターに載っていました)

小学0年生のキンダーガーデンと12年生
オーストラリアの教育制度は州によって異なります。私たちが住んでいるニューサウスウェールス州(以下NSW州)は日本でいう年長さんの年(正確にいうと、入学年の7月31日までに5歳になる児童)が対象のキンダーガーデン(以下オーストラリア風にキンディ)から10学年(15歳)までが義務教育です。
初等教育(日本でいう小学校)はキンディから6学年を指し、中等教育は7学年から12学年までの一貫教育で、日本の中学、高校にあたります。義務教育は10年生までですが、12年生まで進んで、大学など進学の準備をする子が多いようです。
公立校はオーストラリア人は無料ですが(永住権を持っていない外国人は授業料を支払います)、小学校から授業料の高い私立の学校に行く子も割と多い印象です。

キンダーガーデンに関するブログはこちら↓
【バイリンガル子育て】- 8 – 次男キンダーガーデンスタート

→次のページでは自由な学校スタイルについてご紹介します

【バイリンガル子育て】- 11 – 海外子育てに関する記事が掲載されました – 西日本新聞

こんにちは。
西日本新聞朝刊の世界のミカタ 子育て編というコーナーに、オーストラリア代表(⁈)として、記事を掲載させて頂きました。
ぜひご一読ください。

 

【バイリンガル子育て】- 10 – 驚異のスイミングカーニバル

こんにちは。
今日はオーストラリアの小学校の(驚異の)学校行事、スイミングカーニバルについてです。
日本にはない行事で色々驚きだったので、ご紹介したいと思います。

スイミングカーニバルは小学校の公式行事(3年生以上は全員出席)として毎年開催されますが、こちらの小学校にはプールはなく、学校で泳ぎを習うことは一切ありません。だけど、泳げるのは当たり前という社会通念で、ほとんどの子が小さい頃から(人によっては赤ちゃんのときから)スイミング教室に通っており、スイミング教室に入会するのにも1年くらい平気で待たされるという感じです。
学童や他の学校行事でも、プールやカヤックなどウォータースポーツに参加する機会も多いんですが、その参加条件が「一人で50メートル泳げること」となっていることが多いです。また3年生以上は夏の体育の種目を選択できることが多く、選択肢はビーチの国オーストラリアらしく、カヤックにセーリング、SUP(Stand Up Paddleboard)なども含まれており、選択の条件にライフジャケットをつけて200メートル泳げることとなっています。(その時点で我が子は選択肢がかなり狭まるわけですが。。)

話は戻って、スイミングカーニバルですが、平たくいえば小学校3年生以上が参加する水泳大会です。(2年生でもその年に8歳になる子で50メートル泳げる子どもは任意参加できます)1年に一回行われるこの行事のために、オーストラリアの親は子どもが赤ちゃんのときから水泳教室に登録し、オムツをつけて教室に通わせると聞いていたので、どんなにすごい(恐ろしい)大会かと、長男が2年生になる頃から戦々恐々としておりました。汗。

聞くところによると、全く泳げない子ども以外は全員最低でも50メートル泳ぐらしい。
(この時点で撃沈です。。)そして泳げない子どもは脇で見学になるということ。

うちの子は海でボディボードをしたり、シュノーケリングするのは好きですが、ちゃんと泳げるかというとまた別の話で、、ほとんど泳げません。
一応、スイミングカーニバルのことが頭にあり、海で遊ぶことも多いので、泳げることは必至だろうと思い、水泳教室に申し込んではいましたが、待てど暮せど連絡は来ず。
ホリデー中に開講される集中コース(5日間毎日30分のクラス)だけは数回参加していました。そして水泳教室はカーニバルの1ヶ月半前になってようやく空きが出て、通い始めたという状況でした。

 

そして、とうとう恐れていた行事が近づいてきました。
開催日の数週間前に学校から水泳大会に子どもを出席させる同意書が送られてきました。(基本的に学校の敷地外に出るときは毎回親が同意書にサインします)そこには子どもの水泳の能力についての質問票もありました。
1、Non Swimmer (全く泳げませんので、水には入れないでください)
2、Weak swimmer  (浅いところで顔に水をつけたりして遊べる)
3、Average swimmer (普通に泳げるけど、深いところでは自信がない)
4、Strong swimmer (不自由なく泳げる)

うちの子は2のWeak Swimmerだと思いましたが、説明書の浅いところで遊ぶっていうよりは泳げているし、9歳にしては普通に泳げてるかなと思い、3のAverage Swimmerにチェックを入れて提出しました。

しかしながら、その後クラスの父兄たちに聞いてみると、水泳教室で明らかにすごく泳げている子(バラフライで25メートル泳いで、戻りは背泳ぎで泳ぐような)もAverage Swimmerにチェックしたというので、(何が普通だよ、そこは謙虚にならずにStrong Swimmerにチェックしてくれよーと思いつつ)、学校に急いで再提出をお願いしてWeak swimmerにチェックし直して提出しました。

 

Weak Swimmerにチェックしたことだし、25メートルくらい泳げばいいのかなと少し肩の力を抜いて構えていましたら、息子が、先生に当日は全員50メートル泳ぐって言われたというではありませんか!えー、となぜか裏切られた気持ちで、親バカの私は、担任の先生に「うちの子はWeak Swimmerにチェックを入れているんですけど、何メートル泳ぐんですか」と聞いてしまいました。先生から返ってきた答えは、50メートルということで、ピーンチ!となりました。

 

さてさて、いよいよカーニバル当日。あきらめの境地で迎えました。心配で堪らない息子が見にきてとせがむので、自分のバレエレッスンをお休みして見に行きました。
種目は年齢制限なしの100メートルフリースタイルから始まって、年齢別の50メートルフリースタイル、50メートル平泳ぎ、50背泳ぎ、50バタフライがあり、最後にその日に良い記録を出した子たちが出場する4×50メートルのリレーがありました。
もうメチャ本格的やん!とただただ驚きでしたし、子どもたちが50メートルを完泳する光景は圧巻でした。しかもすごく速い子も多い!

 

そして、我が子はどうだったかというと、、まず前述のアンケートでWeak Swimmerと答えた時点で、学校がしっかりマークしていてくれて、手首に黄色いバンドを付けてくれていました。そして泳ぐ際もプールサイドに一番近いレーンに配置されました。

いざスタート。自信がない割には1.9メートルの深さのプールに思い切り飛び込んで行きました。えらい!そのまま順調に泳ぐも、息継ぎが苦手なので20メートルくらいで失速。顔を上げたときに目に入ったポール(細長い浮輪のようなもの)を持ったプールサイドの補助の先生の方へ躊躇うことなく進んでいき、あっさりギブアップでした。私の「もっと行けるよ〜頑張れ〜」の雄叫びが虚しく響いていました。。

だけど、プールから出るトシに「Well done Toshi.」と声を掛けてくれる上級生や、仲のいいお友だちが「Good job Toshi. At least you tried.」と言ってくれている場に居合わせられたので、やっぱりこちらの教育っていいなと有難く感動しました。

50メートル泳がせるなんて、めちゃくちゃやんと思っていたスイミングカーニバルですが、泳げない子のサポートもしっかりあり(見学というオプションもあり)、実力がある子は存分に日頃の努力の成果を発揮することができて、なかなか意義ある行事だなと感じました。トシ以外で50メートル泳げていない子は目にしませんでしたが、泳ぎが苦手でもそんなに劣等感を感じさせない雰囲気があっていいなと思いました。

そもそもトシは水泳教室に空きが出ず、レッスンを始めたのがこのカーニバルの1ヶ月半前だったので、泳げないでも当たり前のスタンスで、どうかしたら欠席させてもいいかなくらいに思っていましたので、20メートルでも泳いだのはえらいです。(←親バカ全開)
この1ヶ月半は何となくカーニバルのプレッシャーがありながらの水泳教室でしたが、もうあと1年はカーニバルもないので、「カーニバル終わったから、もうリラックスしてレッスン受けな」と早速トシに伝えるテキトーな私でした。

ちなみにトシは本人の希望で、水泳、チェス、テニス、学校のブラスバンド(フレンチホーン)をやっていますが、親のスタンスとしては、一生懸命やるのは当たり前だけど、学校外のエクストラの活動なので、無理のない範囲でプレッシャーを感じずに楽しんでくれたら良いなと思っています。甘えん坊なので、忍耐力や根性もついてくれればラッキーともも思ってはいますが。。

 

皆さんのお子さんはどんな習い事をされていますか。日本ではどんな習い事が人気ですか。コメント欄で教えていただけたら嬉しいです。

【バイリンガル子育て】- 9 – オーストラリアのベビーシッター事情

こんにちは。酒井です。

今日はオーストラリアのベビーシッター事情についてです。

私がシドニーで体験した驚きのエピソードや、自分が実際にベビーシッターに子どもを預けてみて感じたことなどを文化的な違いの観点を交えながら書きたいと思います。
最後にはシドニーでのベビーシッターの探し方やお値段の相場などの実用的な情報もご紹介しますね。

さて、日本ではあまり馴染みのないベビーシッターですが、
欧米では一般的に利用されていることはご存知の方も多いですよね。

私もシドニーに越してきて、子どもたちが保育園やキンディ(日本でいう小学0年生)に行くようになり、まず驚いたのがベビーシッターがホントに身近な存在で、
一般家庭でも日常的に利用しているということでした。

最初に驚いたのは、キンディが始まってすぐにあった担任の先生からの父兄向け説明会でのこと。
説明会は平日の18時から18時半だったので、うちの主人は当然ながらまだ仕事。
必然的に私がひとりで2歳の次男と5歳の長男を連れて、行く羽目に。。

そして、いざ行ってみると、他に子連れできているのは私ともう一人だけ。
二人も連れているのは私だけでした。。
生徒が20人いるクラスなので、もう少しは子どもが来ていると思ってたのに、
完全に浮いてしまってました。(涙)

大人の雰囲気で静かに説明会が進行していく中、
私は子どもを静かにさせるのに必死で
先生の話が頭にほとんど入ってこなかったという、
ちょっぴり苦い思い出です。

オーストラリアでは12歳以下の子どもだけで留守番させるのは違法なので
夫婦だけで参加してた人は子どもさんはどうしてたのかな、と
疑問に思い、後日聞いてみたら、
祖父母にみてもらっていたり、ベビーシッターがみていたという人も多かったです。
(後から人に聞きましたが、学校の説明会などで、欧米人は親のみで参加、アジア人の親は子連れで来るというのが、こちらのあるあるとしてよく言われているそうです。欧米とアジアの子育て文化の違いがはっきりと表れる一例ですね。)

こちらの親が他にどんな場面でベビーシッターをお願いしているかというと、
両親共働きで学校や習い事のお迎えをシッターさんに頼んだり、仕事で留守の間の子守を頼んだり、夫婦のデートや大人のパーティー(誕生日パーティーやら色々あります)、夫婦だけでクルーズ旅行などに行く強者も、、、女子会旅行やディナーは当たり前、ワインを飲みながらゴッホの絵を描く会、哲学のクラスなどの習い事、レトリートと言われるスパつき宿泊に行ったりという感じです。
良く言えば親になっても自分の時間を大切にし、充実した時間を過ごしている印象です。

オーストラリアは移民国家で、両親が海外にいて子育てで自分の親に頼れないという親も多く、そういう人はいざという時のためにも、日常的に数人のベビーシッターにお願いしているようです。

でも、やっぱり日本人の価値観からすると、他人に子どもを預けてまで夫婦で遊びに行くのは気が引けるかもしれません。またそこまでして、自分の時間や夫婦だけの時間を取らなくてもいいと思う方も多いことかと思います。また、他人が家の中に(生活の中に)入ってくることに何となく抵抗がある方もいるかと思います。

こちらでは、12歳以下の子どもだけでの留守番が違法であることや、10歳(NSW州では10歳までは親との通学が推奨されているようです)までは学校の送り迎えが必要であること、それに親になっても自分や夫婦の時間を大切にすることからシッターさんの必要性が高いことに加え、文化的な背景も大きいようです。

自分も高校生くらいの頃から、ナニーやベビーシッターとして働いていたという人、また自分もベビーシッターにみてもらったという人も多く、ベビーシッターに対する抵抗感もなく、信頼もあついようです。
欧米では、早いうちから自立を促されて育ち、高校生(早い子は中学生)からアルバイトを始めたりしていることも背景にあるような気がします。
あるママ友は高校生の時に車のガソリン代を稼ぐためにベビーシッターをしてたそうで、私が抱いていたベビーシッターへの抵抗感がわからないみたいです。そんなママ友たちからすると、夫婦でデートもすることなく、(段々とお父さんお母さんの関係だけの夫婦になる)、女子会的な飲み会やパーティー、ましてや旅行なんて絶対パスしていた私が可哀想なママに見えたようで、
「You should get out.」といつも言われてました。やはり、家庭で家族のお世話をするだけでなく、自分の楽しみも諦めないということが大事な価値観のようです。

→次ページでは私が実際にシッターサービスを利用しての経験談を紹介します

【バイリンガル子育て】- 8 – 次男キンダーガーデンスタート

こんにちは。
とっても久しぶりな投稿になってしまいました。

2月から5歳の次男がキンダーガーデンをスタートしまして、私も時間の余裕ができることだし、しばらくご無沙汰になっていたブログを再開しようと今思い立って書き始めたところです!

シドニーに来て、早3年半になろうとしてまして、長男はすでに小学3年生、いろんな出来事、成長、気づきもありましたので、これを機に、これまでのことを色々と振り返りつつご紹介したいと思っています。
もちろん現在進行形のことも書いていきますね。

さて、5歳の次男がスタートしたキンダーガーデン、日本語に訳すと幼稚園というふうになりますが、オーストラリアのキンダーガーデンは私たち日本人が想像する幼稚園とはだいぶ違うものかと思います。

こちらのキンダーガーデンは(以下オーストラリア風にキンディと呼びますね)は、小学校と同じ建物にあり、キンディの生徒は小学生と同じ制服を着て、小学生と同じような時間割で過ごしています。
小学校に行くための準備段階の年といわれているみたいですが、読み書きや算数も勉強していて、小学生と何が違うの?という感じです。どちらかというと小学校が日本より1年早く始まるっていうイメージです。

こちらは色んなことがカジュアルで、入学式はありませんが、学校が始まる前にtransition day(トランジションデー)やorientationが何度も設けられています。transition dayは子どもたちがスムーズに学校に慣れられるように、入学前に体験クラスを受けられる日です。その間に親は別室でオリエンテーションを聞いて、準備すべきものや、学校生活のことなどについて知ることができます。

また、入学前に子どもについての質問票に答えて、提出します。その中で、子どもの性格や、持病やハンディキャップがあるかどうか、学校からの支援がいるかなどの質問に答えます。
さすがは他民族国家だなと思うのが、質問票に家庭内で話す言語について答える欄があることです。ここで家庭内で英語以外で話していると回答すると、ESL(English as a second language)− 英語が母国語でない生徒のための英語レッスンの受講対象になるようです。

次男はオーストラリアに3年半住んで、英語もずいぶん達者になったので、受講対象になるかはわかりませんが、長男の方はキンディ入学時はシドニー在住歴4ヶ月で英語はほとんど分からない状態だったので、このESLのレッスンにずいぶんお世話になりました。
最初の1年は毎日30分、先生と1対1のレッスンを受けていたそうで、親として本当に感謝しかありません。コロナのロックダウン中もオンラインでレッスンを続けてくれました。感謝です。(涙)
英語以外でも色々とサポートしてくれて、現在3年生になった長男は習い事やらブラスバンドやらたくさんのアクティビティに積極的に挑戦しています。(改めて別のブログで書きます)

いつまでも母のベイビーと思っていた次男坊がキンディに入学してしまい、想像以上に寂しい思いをしましたが、(入学前は二人とも小学校に行けば送り迎えも楽になるし、次男よ、早く小学校行ってくれ〜と思ってましたが、不思議なものですね)
やはり、二人目はなんといっても楽。キンディも小学校も勝手がある程度分かっているので、長男のときとは余裕が違います!

長男のときは、持ち物のafternoon teaっていうのが分からずに、
先生に「afternoon tea って何ですか?お茶持って行くんですか?」なんてトンチンカンな質問をしたり、とにかく何もわかりませんでした。
(オーストラリアのランチ事情はこちら→  オーストラリアの学校ランチ事情
学童のことや、こちらの学期制など、本当に基本的なことも分からず、ママ友もいなかったので、クラスメートの父兄に擦り寄って、何とかお近づきになろうと頑張っていました。あの頃の必死だった自分を思い出すだけで、何だか泣けてきます。(涙)

でも、今回は気持ちに余裕があるし、なんせ二人とも学校なので時間にも余裕ができました。さて、私はどうしようかな。。
次回は私自身の近況について書きたいと思います!

 

 

【ビーチ紹介】Vol.1 Manly Beach

1.概要

Manly Beach(マンリービーチ)は、シドニーのNorthern Beachesの南端に位置するビーチで、オーストラリアでも最も有名で美しいビーチの一つです。

シドニーの海の玄関口であるCircular Quay(サーキュラーキー)港から市営フェリーで約30分、ロードサービス等のサービスを提供しているNRMA社が運営するManly Fast Ferryで約20分で行ける非常に近いビーチです。

市営フェリー情報: https://transportnsw.info/routes/details/sydney-ferries/f1/090F1

Manly Fast Ferry情報: https://www.myfastferry.com.au/manly-fast-ferry/manly-circular-quay/

2.地図

フェリーでManly Warfに到着すると、そこにはお洒落でエキサイティングな別世界が広がります。

(地図出典:https://hellomanly.com.au/our-region/directory-maps/ )

Manly WarfからManly Beachを東西に結ぶThe Corsoには飲食店やサーフブランドのブティックが並び、休日には多くの観光客で賑わいます。

Manly Beachは大きく南北にSouth SteyneとNorth Steyneとなっており、North Steyneを北に歩くと美しいQueenscliffが隣のFreshwaterビーチとManly Beachを隔てます。

逆にSouth Steyneから10分ほど南に歩くと波が穏やかなShelly Beachがあり、小さい子供を連れた家族が海水浴を楽しんだり、シュノーケリングをする人で賑わいます。

3.美しいManlyの景色

(1) Manly の夕暮れ

とにかく夕暮れのManlyは綺麗で幻想的。この時間帯に散歩をすると心が洗われます。

(2) QueenscliffからのManly Beach

北のQueenscliff側からManly Beachを眺めると、シドニー湾の入口の北側にそびえるNorth HeadやInternational College of Management Sydneyのキャンパスやを奥に臨みながら、Steyne通りのNorfolk pinesの松並木と海岸線が映えます。

個人的には、こちらからのManly Beachが好みです。

4.隠れビーチ

Manly Beachの周辺には、実は小さなビーチがたくさんあり、20個もあるとの噂も!

Shelly BeachやWarfの横のManly Coveは有名ですが、いくつかの隠れビーチを紹介したいと思います。

(1) Collins Beach

North Headの付け根にある知る人ぞ知る隠れビーチ。とにかく静かで、人が少ないのでおススメのビーチです。

シドニー湾内に面しているので、波もほとんどなく、子供と遊ぶのに最適。息子の友人の誕生日会がこのビーチで行われたこともあります。

【バイリンガル子育て】- 7 – オーストラリアの派手なバースデーパーティー

こんにちは。
今日は実は長男の7歳の誕生日、オーストラリアに来て2回目の長男の誕生日です。

ということで、こちらに来て驚いたことの一つ、そして頭を悩まされる子どもの誕生日パーティーについて書きたいと思います。

オーストラリアに来る前から、欧米のバースデーパーティーは派手というイメージを持っていて、親は子どものためにそこそこ盛大なパーティーをしてあげるものと聞いていたので、一年目の誕生日の数ヶ月前からなんとなくプレッシャーを感じてました。

 

長男は9月生まれなので、2月に学校が始まってから長男の誕生日までに、他のお子さんのパーティーに数回は呼ばれることもあるだろうと踏んでいました。そしたら、呼ばれたパーティーを参考に企画すればいいくらいに思っていました。

 

ところが、、

シドニーでは2020年3月くらいから新型コロナウィルスの感染者が急増し、
ロックダウンになってしまいました。6月頃にはロックダウンは終わったものの、
しばらくは規制も厳しく、パーティーなどはできない状況が続きました。

そして、長男の誕生日の9月後半になった頃、規制は緩和され、
小規模のパーティーなら開ける状況になったはいいものの、
参考にしようと思っていたパーティーに行けてないという状況になってしまいました。

 

幸いにも、オーストラリアに来て数ヶ月の頃に一度だけ、
長男がまだ保育園のときに同じクラスのお友だちの誕生日に呼ばれて行ったことがありました。

そのときのパーティーは、シドニーの有名なタロンガ動物園内にあるワイルドロープスで開かれました。サイトを覗くと誕生日パーティー用のプランがあるようです。
クラスの子が20人くらいが全員呼ばれていて、子ども達はスタッフと一緒にロープでのアクティビティを楽しんでいました。そしてアクティビティを一通り楽しんだあとは、ケーキを囲んでバースデーソングを歌ってお祝いし、みんなでケーキや用意されているフルーツやスナックを食べながら談笑という流れでした。
一度でしたが、パーティーに参加させてもらい、なんとなくこちらのパーティーの感じが分かりました。

パーティーに行って知ったこと
・フルーツなど軽食と飲み物を用意する
・バースデーパーティーをしてくれるパッケージがある
・アクティビティ→ケーキを食べて、歌を歌うという流れ
・プレゼントの値段感 (25ドル〜30ドルというイメージ)
・プレゼントは子どもがメッセージを書いたカードを添えて渡す
・パーティーバック(帰り際に小さなお菓子などを詰め合わせたお土産バックが配られる)

 

そしてその後、オーストラリアに滞在する中で、何度かバースデーパーティーに行き、こちらのパーティーを垣間見れたので、そちらの情報も次のページでシェアしたいと思います。

【バイリンガル子育て】- 6 – オーストラリアの学校ランチ事情

こんにちは。酒井です。

今日はオーストラリアの学校のランチについて(モーニングティーとアフタヌーンティーもあります!)紹介したいと思います。
ランチ一つでも日本とこんなに違うものかと驚きです。

まずシドニーのあるNSWの公立小学校は9時15分までに登校、15時15分にお迎えというスケジュールですが、

朝10時の時点ですでに1回Munch and Crunchと言われるモーニングティーがあります。Munchとはモグモグ食べること、もしくは軽食/スナックのことで、Crunchはバリバリ噛み砕いて食べることで、この時間は野菜や果物など健康的なスナックを食べる時間です。人参スティックや、飲むヨーグルトが人気みたいです。

そして11時20分にはもうランチ!(食べてばかりですね。。)
ランチは最初の15分は教室内で食べて、時間内に食べれなかったものは、そのまま外に持って行って食べることになっているので、膝にのせて食べれるランチを持ってくるように、と言われています。なので、いつも写真のようなランチを持って行かせています。
料理と言えるものは何一つなく、箸もフォークも持たさず、手で食べさせています。
20分で出来る、ほぼ詰めるだけのランチボックスです。
ラップサンドや寿司ロールなども人気みたいで、やはり手で食べられるものばかりですね。
学校内には売店とCanteen (食堂)があり、親がランチをオンラインで頼んでおくと、ランチの時間に教室まで運んでもらえるようです。パスタやサンドイッチなどがメニューの主流です。

そしてまた14時にはアフタヌーンティーの時間。私自身は日本以外で学校に通ったことがないので、最初はアフタヌーンティーってなんぞや?ってなりました。子どもなのにお茶するの?学校にお茶持って行くの?
先生にきいてみたところTreats (子どもが喜ぶおやつ)を持って来てください、とのことで。。そうですよね(笑)

その他にも、子どもたちはランチの時間に売店でアイスキャンディーやクッキーなどのお菓子を買えますし、やれ誰かの誕生日や、感謝デーやらと言ってはクラスみんなでアイスキャンディーを食べたりケーキを食べたりしているみたいです。

学校内での食べ物にしても、子どもの持ち物(おもちゃも持って行ってよし)、髪型や服装まで、やはりこちらは自由だと感じます。

最初はトシに何を持たせていいのかちょっと戸惑い、トシに他の子は何を持って来てるのかきいてましたが、慣れるとかなり楽なこちらのランチです!

 

サンドイッチ用パンが充実してます。こちらはかなり薄切りで便利です。

 

オヤツに持って行くことを想定しているのか、個装お菓子もたくさん売っています。

 

【バイリンガル子育て】-5- オーストラリア驚きの子育て事情

みなさんこんにちは。
私たち一家がシドニーに越して来て、早10ヶ月となりました。

子どもたちはすっかりこちらの生活に順応し、コロナ禍で不自由はありますが、
こちらの生活を楽しんでいます。

長男のトシがキンディ(日本でいう幼稚園。小学校の中にあり実質義務教育でほぼ100%の子どもが通っているようです。)に通い出してからは、ママ友とのお付き合いも増えて、こちらの子育て事情が垣間見れるようになりました。
こちらは日本と同様、共働きの家庭も多いですが、お母さんが働いていない場合は、朝子どもを送迎した後にママ同士でカフェに行ったり、放課後に子どもも一緒に公園やビーチに行くことが多いです。

今日はこちらのママたちとお付き合いしていて感心したことや、驚いたことを皆さんとシェアしたいと思います。

 

1)ビーチや公園で授乳、しかもビール飲みながら!!
公衆での授乳は賛否両論あるところですが、こちらではかなりオープンな印象です。
人通りが多かったり、他のパパたちがいたとしても授乳ケープなど使わずに、
堂々と(笑)おっぱいをあげながらおしゃべりしています。
ビール缶やワイングラスを片手に授乳という姿も見ますが、周りも驚く様子も、たしなめる様子もない感じです(驚)
こちらでは良くも悪くもひとの子育てのやり方に干渉しないし、親の方も他人にどう見られてるかということを気にしないようです。

2)とにかくアウトドア!!
平日も放課後はビーチや公園に行ったり、週末はブッシュウォーキングやキャンプに行ったりして家族で楽しんでいる様子。サーフィンやスクーターなど外でアクティブに遊んでいる家族も多いですし、公園でBBQしたり、海辺でピクニックしたりとのんびり過ごす家族もたくさんです。
冬でもサーフィンしている子も多く、トシと同い年の子でもサーフボードに立てている子も結構います。

3)とにかくプレイデート!!
プレイデートというのは学校外で子どもたちが親同伴で遊ぶことです。
こちらでは子どもの社会性を育てるため、子どもが小さい時からプレイデートをするのが一般的なようです。子どもが小さいときは公園などでお互いに時間を決めて遊ばせたり、お家に呼んだりすることが多いです。プレイデートは日常的なことのようで、お友だちを呼ぶからといって、部屋を片付けたり、茶菓子を用意することはないみたいです。トシのキンディの先生もプレイデートをやたらと勧めてくるので、子どもの教育の観点からみても大切なことと捉えられているんでしょうね。
ちなみに子どもの誕生日はクラスの子を招待してパーティーを盛大にするのが慣例のようで、親はなかなか大変ですね。

4)夫婦の時間を大切にしている!!
友だちやナニーに子どもを預けて夫婦でディナーに行ったり、子どもを両親に預けて海外旅行に行く夫婦もいます。日本人の私の感覚からすると、子どもを置いて出かけることになんとなく罪悪感を感じてしまいますが、こちらでは結構普通なことのようです。
retreatという名目で、子どもと旦那さんを置いて、旦那さんの実家で週末をゆっくり過ごすママさん。日本人の感覚からしたら、それゆっくりできるのかな?と思うところですよね。
旦那さんと小学校低学年の子ども二人をうちに残して、一人で海外旅行にリフレッシュに行くママがいて、「子どもたちは寂しくないのかな」、なんて余計な心配をしてしまいますが、その子どもたちが本当に素直で優しくていい子で、「子育てに正解はないんだな」と感じている日々です。
経済的にもそこそこ余裕がないと出来ないことなのかもしれませんが、自分たちの時間を楽しんでいる夫婦は、人生を楽しんでいて子育てにも私なんかよりもずっと余裕がある感じがします。子どものために自分の時間を犠牲にしていると思いながら、常に子どもと一緒に過ごすよりは健全なのかもしれません。

5)子どもの「自立心」と「責任感』を大切にしている
「欧米ではなんでも自己責任」と言ったりしますが、「自立心』や「責任感」を小さな時から子育てで大切にしているんだと気づかされることが、しばしばあります。
子どもが生まれてすぐの赤ちゃんの時から、親と別の部屋で寝るのは、有名ですよね。子どもの自立を促すことと、上記の夫婦の時間を大切にする両方の意図があるんでしょうね。
また例えば、トシの学校にはおもちゃを持っていってもいいことになっていますが、「もしも無くなったりしても先生は探したりなど一切しないので自分の責任で持って行くように」と言われています。またキンディの子も学校にお金を持って行って、売店でアイスキャンディーを買ったり出来ます。これまた日本人の私は「学校でアイス?!」と初めは驚きましたが、売店の利用は子どものお金を使う練習にいいということで、学校は推奨しているようです。
日本の小学1年性はまず「みんなと仲良くすること」「お友達を思いやること」を教わるのが一般的と思うので、文化的な違いだなと感じます。ちょっと一般化しすぎな言い方かもしれませんが、「個人」を大事にする欧米と「協調性」を大切にする日本の違いが垣間見れる気がします。

6)ママさんの高齢化が進んでいる!
私は現在40才で、トシは35才で産んだ子なんですが、周りのママも40代が結構います。無意識にそういうママと仲良くなっているのかもしれませんが(笑)
40代の周りのママも5才の子が第一子で2人目や3人目も欲しい、とか言ってたりします。

7)出産の話などオープンに話す!!
上記のようにママの高齢化が進んでいることもあってか、不妊治療の話や出産の話をオープンに話すことが多いように思います。日本ではデリケートとされている話題も割とオープンに話していて、私は新しい世界と新しい英語の語彙を学ばせてもらっています。

8)色々テキトー!!
これも文化的な差だけじゃなく、個人の差も大きいですが、私の周りのママは家事全般がテキトーというか、あまり時間をかけないんだなと思います。夜ご飯はパスタとかマカロニチーズの一品料理やテイクアウェイが多いようですし、3ヶ月の新生児の沐浴も3日に1回みたいな感じです。子どものお弁当にはヘタさえも切ってないキュウリが入っていたりして面白いです。(こちらのお弁当はまた別途ブログで紹介しますね)
公園で子どもが果物を落としたとき、子どものママが拾って汚れを軽く落として食べさせていましたが、そのとき『3日ルールだからまだ大丈夫」と言いながら食べさせていました(笑)。「3秒やろ!」と心の中でツッコミました。。おおらかですよね。
食事の準備をはじめ、家事全般はなるべく効率的にやって、楽をする、そしてそのことに罪を感じない、という印象です。

以上、私がオーストラリアで子育てをし始めて驚いたことをあげてみました。
「欧米」、「日本」というくくりで一般的な書き方をしている部分もありますが、
あくまで私の周りのオーストラリア人やアメリカ人のママと私の日本での経験を比較して書いていますので、文化的な違いだけでなく個人的な違いもあると思います。

どちらの子育てにも良い点、悪い点あり、一概にどちらの方がいいとは言えませんがオーストラリアの方が『あるべき子育ての形、あるべき母親像』から解放されてる感じはします。
そして日本のママは夜ご飯の献立一つとっても、お弁当にしても、めちゃくちゃ頑張ってるなあと思います。頑張っている日本のママに、ときには、自分のことを優先して、罪悪感なく、一人でゆっくり過ごしたり、自分にご褒美をあげて欲しいなと思います。

ではまた、次回もこちらの事情を紹介しますのでお楽しみに!

【オーストラリア生活】My thoughts on the self-isolation

The Australian government succeeded at keeping Coronavirus under control and we’ve had only about 10 new confirmed cases per day lately.
Toshi’s kindergarten will start full-time again next Monday which is quicker than the state’s original plan.
It is a little strange to go back to normal life but I feel I can adjust to it quickly.

During the self-isolated time, I became comfortable and lazy quite quickly.

Although, the first two weeks of quarantine were such a struggle. My thoughts became pessimistic and I started to imagine that the situation would last forever. Many things that I used to take for granted were gone. I really wondered why I had even come to Australia. My kids were not going to kindergarten or daycare and my husband was working from home. I wasn’t there mentally.

Now, after the third week, the quarantine has become the new normal and I have somehow just accepted everything that has happened. Although I am a person who enjoys going out, I don’t have any issues with this self-quarantine and I have even started to find it rather comfortable. I have found peace being with just family. That I have become normalized is the most disturbing thing for me as it is not a situation anyone should be OK with. Why am I not more defensive?

Thinking about the future, I can’t visualize what life’s gonna be like after this pandemic. I don’t know if people are gonna hug and embrace each other again or is social distancing gonna become the new norm. Finally being able to meet others in person is very exciting but the uncertainty of the post-Corona world is alarming and scary.

If you are blessed enough to have a support system and have been able to keep yourself productive, I think this isolation is a little like meditation. You’re bound to have some self-improvement as there is nothing to do but be with yourself. This is definitely a benefit and exposes many aspects of ourselves that have been hidden until now. Lots of people are finding out what they are really like and are not happy. They are unhappy with their lifestyle before Corona came and want to make changes from now.

Not only the outlook on the government but, people’s outlook on life will be forever changed because of this crisis. It happened so very quickly. In a blink of an eye, everything changed. There are no rules to it and the Coronavirus doesn’t care about our expectations or what is fair. When everything first started happening I just couldn’t get my head around it. We just had to accept it and hope it will come to pass.

Now, hopefully, life will start to get back to normal here in Australia. I am very lucky and I am extremely grateful that I could endure the Coronavirus safely and without many difficulties. At the same time, I have already started to take things for granted again. At the end of the day, you forget things easily!