【バイリンガル子育て】- 12 – 教科書がない?!オーストラリアの学校事情

日本に比べて自由度が高い

欧米の学校は日本の学校に比べて、何となく自由というイメージがある方も多いかと思いますが、実際のところ自由度が高いと感じます。
まず、ショッキングなことに教科書が一切ないんです。学期末に学校でやったプリント類とノートを持って帰ってきますが、大した量でもなく(質も怪しい)ので、親として子どもが学校で何を勉強しているか把握しにくいです。しかも宿題もほとんどないので、学力の面でちょっと不安になります。
また、昨日は掛け算をやってたと思えば、今日は時計の勉強をしていたりと、ランダムに学んでいる印象で、日本のようにしっかり重点的に一つの分野に取り組むという感じではないです。(九九が言えない子が多いなんてことも聞きます)特に、小学校低学年では塗り絵をしたり、YouTubeを見たりなど、遊びじゃないの?と思うような時間も多い気がします。

日本のように、5時間しっかり着席して勉強して、給食の時間が1回だけという感じではなく、教室内でも決まった席があるわけでもなく、ずっと着席してる感じでもないです。給食の時間の他に朝のモーニングや午後のおやつタイムもあり、給食も外で食べています。
お菓子も持っていくし、売店ではランチだけでなくアイスキャンディやクッキーも買えてしまいます。
オーストラリアの学校に通った子どもが日本に帰国すると、窮屈に感じてしまって苦労するという話を聞いたことがありますが、こちらの学校の様子を見ているとそれも納得です。

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