【バイリンガル子育て】- 12 – 教科書がない?!オーストラリアの学校事情

こんにちは。
皆さんは日本以外の学校についてどんなイメージを持たれていますか?
今日はオーストラリアの学校の制度や、学校の様子について、私の子どもが通っている小学校の話を中心にご紹介したいと思います。

オーストラリアは2月が新学期で4学期制

オーストラリアの新学期は1ヶ月半におよぶ長ーいクリスマスホリデー(夏休み)後の2月に始まります。
4学期制で1学期は10週間。10週間ごとに2週間のホリデーがあり、最後の4学期の後には1ヶ月半の夏休みがあります。
因みにですが、オーストラリアは祝日は少ないのですが、子どものホリデーは多く、それに合わせて大人もしっかり有給休暇を取って、ホリデー中に多くの人が旅行に出るので、ホリデー中は飛行機運賃やホテル代が跳ね上がっています。しかもオーストラリア人はホリデーにかける情熱が強いので、良いホテルやお得なディールは半年以上前になくなってしまいます。移民が多く、ホリデー中に自分の国に一時帰国する人も多いです。
中には強者もいて、スクールホリデー中だと旅行料金が高くつくということで、あえて学期中に子どもの学校を何日間も(何週間も)休ませて旅行に出る人もいます。
日本に比べて、子どもの学校を休ませることに対する抵抗が少ない人が多い気がします。(先日もホリデー期間外で旅行に行かないでくださいとの注意喚起が学校のニュースレターに載っていました)

小学0年生のキンダーガーデンと12年生
オーストラリアの教育制度は州によって異なります。私たちが住んでいるニューサウスウェールス州(以下NSW州)は日本でいう年長さんの年(正確にいうと、入学年の7月31日までに5歳になる児童)が対象のキンダーガーデン(以下オーストラリア風にキンディ)から10学年(15歳)までが義務教育です。
初等教育(日本でいう小学校)はキンディから6学年を指し、中等教育は7学年から12学年までの一貫教育で、日本の中学、高校にあたります。義務教育は10年生までですが、12年生まで進んで、大学など進学の準備をする子が多いようです。
公立校はオーストラリア人は無料ですが(永住権を持っていない外国人は授業料を支払います)、小学校から授業料の高い私立の学校に行く子も割と多い印象です。

キンダーガーデンに関するブログはこちら↓
【バイリンガル子育て】- 8 – 次男キンダーガーデンスタート

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