【バイリンガル子育て】4 英語でプレゼン?!

 こんにちは😀酒井です。

今日は5歳の長男坊トシがオーストラリアの保育園で発表したプレゼンテーションについてです。
保育園の他のお子さんの発表を見たり、トシの発表の準備をする中で学びがとても大きかったので
皆さんと内容をシェアしたいと思います。主に以下の内容について書いています。

  • オーストラリアの保育園でのプレゼンってどんなことをするの?

  • オーストラリアの保育園児のプレゼン内容は?

  • 英語が話せないけど、どうやって準備・発表した?

  • プレゼンは上手くいった?

 

少し時はさかのぼりますが、オーストラリアに来て2ヶ月、保育園に通いだして1ヶ月の頃に、
長男のトシが保育園でプレゼンテーションをすることになりました。

お題は『What I want to be when I grow up.』「大きくなったら何になりたいか」で、毎日順番で一人ずつ発表することになっていて、事前に発表日を知らされていました。

トシは先生方が配慮して下さったようで、最後の方の順番でした。プレゼンの日を知らされてから、プレゼンの日までの時間は2週間。まだ英語は全く話せないし、どうしたものかと考えました。

保育園は毎日子どもの様子をアプリを通して写真と文章で連絡してくれます。
その連絡帳にはその日発表した子の発表内容が写真とともに送られてきますので、みんなどんなプレゼンをしているのかなーと毎日興味深々に見ていました

そうしたら、びっくりでした!!

消防士になりたいという子は、消防士の格好をして、自分が以前にやった消防士体験の動画をスクリーンに流しながら、どうして消防士になりたいのかを話していました。

また別の子はお医者さんになりたいということで、おもちゃの聴診器やらを持ち込んで、どうして医者になりたいのかを語り、医者が使う道具の説明もしていました。

他には、恐竜が好きで考古学者になりたいという子もいて、その子は化石の発掘キットをみんなの分まで持参して、他の子にブラシで化石をどのように掘り出すかを説明しながら行う、リスナー参画型のプレゼンを行っていました。

パティシエになりたいという女の子は前日にケーキを焼いて、ケーキを振舞いながらのプレゼンでした。

オーストラリアの子どもたちのプレゼンを、連絡帳を通してですが見て感心したことは、
とにかく、いかに聞き手に分かりやすいか、聞き手の興味を引くかという工夫がされているところです。
もちろん、主体的に自分の情熱を語っていますが、一人よがりの発表ではなくて、
聞き手に共感してもらったり、一緒に楽しんでもらうために、実際に触れられるものや、視覚から入れるものなど、色々と準備をしていました。
そして、どの子もやらされているからやっているという感じは一切なく、堂々と恥ずかしがらずに話しているようでした。
おそらく、自宅での準備段階で親のサポートがかなりあるとは思いますが、5歳の子どもが20人近くのグループの前で堂々と発表する姿は大人の私でも見習うべきところがあると感じました。
また、この親子で取り組むということも、親子のコミュニケーションになってとてもいいと思いました。

さて、他のお子さんのプレゼン内容に文を割きましたが、トシがどのようにプレゼンしたかについて書きますね。
上記のような、他のお子さんの立派なプレゼン内容を見せてもらい、私もどのようにプレゼンに向けて準備をしていくか方向性が見え、以下のような戦略にしました。

1、まずトシと大きくなったら何になりたいのかについて話す(なぜなりたい?、その職業の仕事内容など)

2、実際の発表で話す内容を一緒に考える

3、発表のときに何を見せたいか考える(マテリアル)

4、キーとなる文のみ英語で練習してみる

他の子と競う必要はないですが、トシの発表内容に興味を示してもらえなかったり、発表中に退屈そうにされたりするとやはり本人がさみしいですし、自信を失くすことにもなりかねないので、面白い内容になるようにトシと準備しました。せっかく聞いてもらうんだから、少しでも面白かったり、ためになればなおさらいいですよね。

トシはTrain Driverになりたいと常々言っていたので、どうしてTrain Driverになりたいのか、Train Driverの仕事は何なのかなど、ブレインストーミング的に話しました。そして、それを発表できる内容にまとめました。
発表のマテリアルは自宅にあるおもちゃの電車(ゆふいん号など)と日本のかっこいい新幹線の写真を5、6枚準備しました。
英語に関しては、来豪して2ヶ月でしたので、できれば英語も交える、くらいのスタンスでいました。英文の文型もわからない5歳の息子に私が英作した文を丸暗記させるようなことはしたくありませんでした。
とりあえずプレゼン日まで『I want to be a train driver because I like trains.』という文だけ練習しました。

では、トシの発表はうまくいったのでしょうか。私は発表の日は一日ソワソワでした。

後から先生にお話をうかがうと、全く恥ずかしがったりモジモジすることなく堂々とみんなの前で発表できたとのことでした。
ただ英語は『Train Driver』の単語のみで一文も出なかったそうです。まあ、そんなものですよね。。
実はトシのクラスには日本人の先生が一人いるので、トシが日本語で発表して、先生が通訳としてフォローしてくれました。
先生からは以下のようなフィードバックを頂きました。

『Toshi did really well today presenting his news on being a train driver. He should be very proud of himself for feeling confident in getting up in front of the group to share his interest.』

発表の準備段階で英語が話せないから、どのように発表したらいいかということを先生に相談した際にも、
「英語は日本人の先生が通訳するから大丈夫よ。とにかくトシがみんなの前に立って発表するということが大切なんだから。
という風にアドバイスしてくれました。これはこちらや他の欧米社会で大事にされているValue (価値観)だなとつくづく感心したのを覚えています。

オーストラリアの子どもたちは日本の新幹線を見たことがない子が多かったようで、色々な新幹線の写真を喜んで見てくれたそうです。

オーストラリアに来たばかりの私たちにとって、今回の発表は少しチャレンジングでしたが、とてもいい経験、勉強になりました。先生や他のお友達に大感謝です!!

最後にちょっとオマケの話ですが、去年末にこちらで私が通い出した大人のためのバレエ教室の発表会があり、鑑賞した際の話を少し付け加えます。
出演者には30代から、上はおそらく70に近いであろう方も数人いて、お孫さんも観に来ていました。
お孫さんがいる年齢でバレエを踊るということにも感服ですが、何よりすごいなあと驚いたのは、彼女たちの魅せ方でした。
もちろん技術的には完璧には踊れていないかもしれませんが、とにかく自分が踊る役柄になりきり演じきっていました。堂々と観客を見つめて引き込んで踊る姿に感動しました。
この感動をそばで観ていた他の日本人に伝えると、

「こちらの人はとにかく小さい時から人前で話したり、発表する機会が多いから慣れてるし、魅せ方が上手なんだよ。」と返ってきました。

まさにその通り!と実感する今日この頃です。

 

 

次回はオーストラリアでの病院を受診や予防接種を受けた経験と感じたことについて書きたいと思います。お楽しみに!