こんにちは😀酒井です。
クリスマスホリデー以来、なんやかんやと雑用やらで時間が取れず、
ブログの更新が遅れてしまいました。すみません。
オーストラリアに来てそろそろ4ヶ月。
そして子どもたちが保育園に行き始めてちょうど3ヶ月です。
今日は子どもたちの英語の進捗状況や、オーストラリアにどのように馴染んでいっているかについて書きたいと思います。
以前にも書きました通り、長男のトシは保育園に週に3回、次男のアオイは2回しか通っていませんので、
まだまだ英語に関しては受け答えができるようなレベルではなく、家庭での日常会話もここちよ〜く日本語で行っている感じです。
(オーストラリアの保育園事情はこちら→ http://globalcafe.jp/blog/4765)
それでもこの3ヶ月の間に色々な変化や成長や英語の上達がありましたのでここでご紹介したいと思います。
英語に関してはやはり大人とは違う言語の吸収の仕方で羨ましいです。
大人にとっても自然な英語を習得するヒントになるかと思います。
まず一番の大きな変化はトシが私に「いつも英語で話して」と頼むようになったことです。
オーストラリアに来る前も英語に慣らしておくために家では英語で話そうと試みましたが
その度に「英語で話さないで!」と強く拒絶していたのに、オーストラリアに来て2、3週間経つと「英語で話して」と言ったり、
英語に関する質問をしてくるようになりました。
周りで話されていることを知りたいという子どもの好奇心もあるでしょうし、保育園に行きだしてからはより英語の質問も増えているのでトシも必要に迫られているのかなと思いちょっぴり胸が痛むと同時に子どもの新しい環境に順応しようとする逞しさに感心しています。
それでは主にトシの方の英語の習得状況を以下時系列でご紹介です。
オーストラリア着後〜3週間(保育園に通わず自宅で私と過ごした時期)
保育園に通いだすまではまだまだ観光者気分で毎日ビーチや水族館に行ったり、住んでいるマンリーという町を散歩したりという感じでした。ですので子どもたちが英語に触れる機会というのはお店の店員さん、バス、フェリーやエレベータで話しかけてくれる人との会話、たまに私がする英語での電話を聞くことくらいでした。
オーストラリア人はとてもフレンドリーで子どもにもよく話しかけてくれるので、英語という意味だけでなく、オーストラリアの子どもたちの初めの印象としてとてもいいものでした。
この頃はテレビもなかったので英語に触れる機会はほぼなしといってもいいくらいでした。。
4ヶ月後にはトシのキンダーガーデンも始まるので早く英語を学ばせたいという焦りもありましたが、祖父母から離れて全くの新しい環境の別の国に引っ越して、新しい家に住んで、毎日異文化に触れていることを考えると、まずはストレスなく楽しくこの国に馴染ませることが最優先という風に思い、3週間ほどはバカンス気分で私もゆっくり過ごしました。英語については全くプッシュしませんでした。
ということで、最初の3週間は「See you.」「Bye,」「Thank you.」「Yeah, yeah」(←私の電話を聞いて真似している)くらいしか
子どもたちの口から出ていませんでした。道で「How’s it going?」などと話しかけられてもだんまりでした。。。
この頃からすでに「子どもは数ヶ月で英語がペラペラになる」、というような幻想は抱かなくなりました。。
オーストラリア着後3週間〜7週間(保育園が始まって1ヶ月)
英語が上記のような状況でしたので、保育園の初日はとても緊張しました。初日の前に3回ほど私も一緒に保育園に行って慣らし保育をし、先生とたくさんお話させて頂きました。その中で先生にお家でもなるべく英語で話すようにという風に言われましたので、園での生活で必要性が高そうな表現を優先的に教え始めました。どのように教えているかについては、また別にブログに書きますね。
言葉が分からないんだから保育園に行くのを嫌がるだろうなと、覚悟していましたが意外にもそれほど嫌がらずに(朝私と別れるときは少しグズリますが)保育園に行ってくれていました。
保育園が始まってからは益々、英語に関する質問をしてくるようになりました。水は英語で何て言うの?というようなかなり必要に迫られた質問から、おもちゃって英語で何て言うの?水鉄砲って何て言うの?というような、園で自分がお友だちに話したいことがあるんだろうなと思わせるものまで色々でした。先生やお友達の言っていることを分かりたい、私たちが他の人と話している内容を分かりたいという欲求があるんでしょうね。「ずーっと英語で話して」と私にリクエストしてくるようになりました。
私たち大人も、このような純粋な興味や必要性があれば英語を勉強する強いモチベーションになるんだと思います。
この1ヶ月は最初の3週間に比べてかなり英語を覚えました。まだまだきちっとした文型のある文で話す訳でもないし、英語で何か聞かれて受け答えができるわけではないですが、Wow!とか Oh no!のような感嘆詞や相槌、掛け声のようなことをよく英語で言うようになりました。
たかがOh no!という表現ですが、イントネーションがしっかり付いていて、日本人の感覚からしたらもの凄く大げさに聞こえるくらいです。
ある時「わーもーとれい、わーもーとれい』と叫びながら、トシがひとりでおもちゃで遊んでいて、なんか訳の分からんことを叫んでるなーと思いながら聞いていましたが、よく聞いていると「one more try」と言ってました!!保育園で先生やお友達がトシに「もう一回やってごらん」って感じで言ってくれているのだと思いますが、文字面を知らずに耳から入った英語っていうのはこんな感じなんだなと感心した出来事でした。最近は文脈なく、唐突に話しかけてこられると英語で話しているのか日本で話しているのかさえ分からない時があります。
また他にも弟のアオイに何かをしてあげて「サンキューって言って」とアオイに促してサンキューと言わせて、「ユアウエルカム」と答えて見せている。という一幕もありました。可愛いです。。
それから大好きな機関車トーマスをテレビで見ていて、『ママー、あの人が「What’s your name?」って言って、トーマスが「My name is Thomas.」って答えてたよー。」と教えてくれたりもしました。やはり、自己紹介は最初のフレーズの鉄板ですね!私たちと同じで自分が覚えた表現を実生活の中で聞き取れると嬉しいみたいです。
オーストラリアに来て2ヶ月の時点でやっといくつかのフレーズと自己紹介を覚えたぐらいなので、子どもたちが英語を不自由なく話せるようになるまでには、まだまだ長い道のりだなあと思いつつ、でももしかしたらどこかの時点で急に加速的に英語を吸収して話し出すかもしれないという淡い期待もこの頃は抱いていました。
最後に移民大国で人がとってもフレンドリーなオーストラリアならではのエピソードをご紹介
ブログに何度も書いているようにオーストラリア人はとてもフレンドリーで特に子連れだとよく話しかけてくれます。
バスで1回話しただけのおばちゃんが、偶然道でまた会った時にはまるで旧知の友だちか親戚のおばちゃんのように、「Heeey! How’s it going?」と駆け寄ってきて、子どもたちが順調にオーストラリアに慣れているかどうかなど色々聞いてくれます。このおばちゃんはイタリア系で小さい時にオーストラリアにご両親と移住したそうなので、私たちのことをより気にかけてくれるのかもしれません。
また先日フェリーの中で話したおばさまは戦後のオーストラリアのことを持ち出して、子どもがいかに英語を速く吸収するかを話してくれました。オーストラリアは第二次世界大戦後に大規模な移民受け入れを開始していますが、当時の移民の子どもたちはオーストラリア現地の子どもたちと一緒に学校に通いすぐに英語を覚えて、英語を覚えるのに時間がかかっている自分たちの親が買い物に行ったり用をすませる時には通訳として親を助けていたそうです。
まあ、たくさんのオージーに励ませれて何とも有難い限りです!!
子どもたちが言葉も分からない保育園に放り込まれている(私が放り込んだ)ことを考えれば、自分も勇気を持って新しい世界にも飛び込まないとと思うし、大人になっても情熱を持って何かを学ぼうと思えます。やっぱり恥をかくのは怖いですが、苦なくして何かを得ることはできないんだなとつくづく感じる今日この頃です。
では次回は私が子どもたちにどのように英語を教えているのかについてや保育園の先生がどのように子どもに接してくれているのかをご紹介したいと思います。お楽しみに!!
通っている保育園では『Sense of touch』、『触感』を大切にしているので粘土や砂あそびなど子どもたちをダイナミックに遊ばせてくれています。
『Art/Painting』の活動もたくさんあります。
『literacy』と『Numeracy』、『読み書き』と『算数の基本知識』はKindergaten(幼稚園)から大切な要素になりますので、色々な活動を通して教えてくれています。
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